2009年11月20日
祝!ボージョレ・ヌーヴォー解禁!
みなさん!一週間おつかれさまでした。
週末金曜日担当!呑み助「しゃこ」です。
昨日11月19日(木曜日)ついにボージョレ・ヌーヴォが解禁されました!
今年は、50年に一度のヴィンテージや、話題のペットボトルヌーヴォーなど
TVでボージョレのニュースを良く耳にします。
ここで、ボージョレをもっと美味しく楽しむ豆知識を・・・。
Q1.「ボージョレって何?」


フランスの地名です。
ブルゴーニュ地方、リヨンの北に位置するところで、なだらかな丘陵の続く、ワイン産地らしい
景色が続きます。
Q2.「ボージョレヌーヴォーって何?」
ボージョレのプリムールまたは新酒で、専用の作り方で作ります。
ブドウを収穫したら速やかに醸造してボトルへ詰め、
収穫したその年の11月に出荷する、新酒仕様で軽い仕上がりの赤ワインです。
その年のブドウの出来具合を確認するテスト用のお酒ですので
短期間でワインとして完成させなければならず、
MC(マセラシオン・カルボニック)法と呼ばれる急速発酵技術を
用いて数週間で醸造されます。
独特の製造方法のためにごくわずかながら炭酸ガスを含有するのと、
少ない酸とタンニンにより独特の清涼感をも感じさせてくれるワインです。
しかし、醸造時に果梗(果皮や、種)との接触時間が長いため、
果梗由来の特有の苦み(複雑さ)を感じます。
また、短期間醸造のため、果皮や種から溶出する
タンニンや色素が少なく、色はうすく、口あたりののやわらかい
ワインとなります。
つまり・・・
短期間の醸造でありながら複雑なアロマを持ちながら、
すっきりと軽やかでやわらかいワインになるのは、こうした
独自の製法からです。
Q3.「ボージョレヌーヴォっていいワインなんでしょ?」
うぅむ・・難しい質問ですね。
高いワイン=良いワインとは、限りませんが、
ワインも「商品」なので、「高い」ワインには「高い」理由があります。
ボージョレヌーヴォのお値段に含まれている経費として、
「空輸代」があります。
そうです。解禁日のヌーヴォーは空を飛んでフランスからやってくるのです。
最近はあまり見なくなりましたが、バブル絶頂の頃は、「船便」と呼ばれる
船で「どんぶらこ、どんぶらこ・・」と揺られて遅れてやってくるヌーヴォーも
販売されてましたが、解禁日よりも「安く」なっていたのは、「運賃」の違いなんですね。
日本で売られているワインの多くは、「船便」で届きます。
揺れと高温に対してデリケートなワインが、インド洋の荒波に揺られて
やってくるのを想像すると、フランスは遠いなぁ・・・と少しため息が漏れてしまいます。
対して、ヌーヴォーの面白さの一つとして、空輸ワインなので、フランスワイン
そのままに近いクオリティで飲める「フレッシュ」なワイン!
として楽しむのもいいのではないのでしょうか?
Q4.「ヴィラージュって書いてあるのは何?」
ボージョレ地区産ワイン(AOCボージョレ)を謳える村は96ヶ村あります。
その中でも良質な葡萄が採れるとされる限られた38ヶ村が
ボージョレ ヴィラージュ産ワイン(AOCボージョレヴィラージュ)を名乗ることができます。
すなわち、より厳選された葡萄を使ったワインといえますね。
よく「ワンランク上のボージョレヴィラージュヌーヴォー」とか表現されます。
例えて言うと、「新潟県産米」と「新潟県魚沼産米」の違いに似ていますね。
Q5.「グレートヴィンテージって何?」
ワインには、その年に採れた葡萄だけで作られるワインと、
色んな年の葡萄を混ぜて作られるワインとがあります。
その年採れた葡萄で作られるワインには年号(ヴィンテージ)が入ります。
つまり、グレートヴィンテージ」とは、「優れた年」の意味ですね。
葡萄も農作物なので、作る年の「日当たり」「降水量」「温度変化」によって
毎年品質が変わります。
ワインも農作物と言われるのは、その年の葡萄の出来でワインの仕上がりが
ずいぶんと変わってくるからなのです。
今年は50年に一度のグレートヴィンテージというお話ですが、
誰かがはっきりと決めているわけではないので、そのくらい完璧な
生育環境で、育った良いぶどうが採れましたよ!というニュアンスで
受け取って頂くのがよいかと思います。
以上・・・「耳で楽しむボージョレヌーヴォ ワイン」でした。
私は、ワインを日頃飲んでいる方も、
年に1度ボージョレヌーヴォーしか飲まないという方も、
みんな一緒にワインが楽しめる
「ボージョレヌーヴォー解禁」という年に一度のワインのお祭りが大好きです。
だってワインは、部屋で一人気難しい顔をして飲むよりも、
みんなでワイワイ食事をとりながら、会話を楽しみながら飲んだほうが
ずっとずっと美味しい!
そう思うからです。
ワインは飲み比べると、その違いや、自分が好きなワインも
知ることが出来ます。
ぜひ、ヌーヴォーだけに留まらず、決して高いワインじゃなくてもいいから
いくつか並べて、今週末はワインを囲んで、ご家族や仲間と食事をしながら
一緒にワイワイ楽しんでみられてはいかがですか?
だって、年に一度のワインのお祭りなんだから!
それでは皆さん良い週末を!
au revoir !(さようなら!)
週末金曜日担当!呑み助「しゃこ」です。
昨日11月19日(木曜日)ついにボージョレ・ヌーヴォが解禁されました!
今年は、50年に一度のヴィンテージや、話題のペットボトルヌーヴォーなど
TVでボージョレのニュースを良く耳にします。
ここで、ボージョレをもっと美味しく楽しむ豆知識を・・・。
Q1.「ボージョレって何?」


フランスの地名です。
ブルゴーニュ地方、リヨンの北に位置するところで、なだらかな丘陵の続く、ワイン産地らしい
景色が続きます。
Q2.「ボージョレヌーヴォーって何?」
ボージョレのプリムールまたは新酒で、専用の作り方で作ります。
ブドウを収穫したら速やかに醸造してボトルへ詰め、
収穫したその年の11月に出荷する、新酒仕様で軽い仕上がりの赤ワインです。
その年のブドウの出来具合を確認するテスト用のお酒ですので
短期間でワインとして完成させなければならず、
MC(マセラシオン・カルボニック)法と呼ばれる急速発酵技術を
用いて数週間で醸造されます。
独特の製造方法のためにごくわずかながら炭酸ガスを含有するのと、
少ない酸とタンニンにより独特の清涼感をも感じさせてくれるワインです。
しかし、醸造時に果梗(果皮や、種)との接触時間が長いため、
果梗由来の特有の苦み(複雑さ)を感じます。
また、短期間醸造のため、果皮や種から溶出する
タンニンや色素が少なく、色はうすく、口あたりののやわらかい
ワインとなります。
つまり・・・
短期間の醸造でありながら複雑なアロマを持ちながら、
すっきりと軽やかでやわらかいワインになるのは、こうした
独自の製法からです。
Q3.「ボージョレヌーヴォっていいワインなんでしょ?」
うぅむ・・難しい質問ですね。
高いワイン=良いワインとは、限りませんが、
ワインも「商品」なので、「高い」ワインには「高い」理由があります。
ボージョレヌーヴォのお値段に含まれている経費として、
「空輸代」があります。
そうです。解禁日のヌーヴォーは空を飛んでフランスからやってくるのです。
最近はあまり見なくなりましたが、バブル絶頂の頃は、「船便」と呼ばれる
船で「どんぶらこ、どんぶらこ・・」と揺られて遅れてやってくるヌーヴォーも
販売されてましたが、解禁日よりも「安く」なっていたのは、「運賃」の違いなんですね。
日本で売られているワインの多くは、「船便」で届きます。
揺れと高温に対してデリケートなワインが、インド洋の荒波に揺られて
やってくるのを想像すると、フランスは遠いなぁ・・・と少しため息が漏れてしまいます。
対して、ヌーヴォーの面白さの一つとして、空輸ワインなので、フランスワイン
そのままに近いクオリティで飲める「フレッシュ」なワイン!
として楽しむのもいいのではないのでしょうか?
Q4.「ヴィラージュって書いてあるのは何?」
ボージョレ地区産ワイン(AOCボージョレ)を謳える村は96ヶ村あります。
その中でも良質な葡萄が採れるとされる限られた38ヶ村が
ボージョレ ヴィラージュ産ワイン(AOCボージョレヴィラージュ)を名乗ることができます。
すなわち、より厳選された葡萄を使ったワインといえますね。
よく「ワンランク上のボージョレヴィラージュヌーヴォー」とか表現されます。
例えて言うと、「新潟県産米」と「新潟県魚沼産米」の違いに似ていますね。
Q5.「グレートヴィンテージって何?」
ワインには、その年に採れた葡萄だけで作られるワインと、
色んな年の葡萄を混ぜて作られるワインとがあります。
その年採れた葡萄で作られるワインには年号(ヴィンテージ)が入ります。
つまり、グレートヴィンテージ」とは、「優れた年」の意味ですね。
葡萄も農作物なので、作る年の「日当たり」「降水量」「温度変化」によって
毎年品質が変わります。
ワインも農作物と言われるのは、その年の葡萄の出来でワインの仕上がりが
ずいぶんと変わってくるからなのです。
今年は50年に一度のグレートヴィンテージというお話ですが、
誰かがはっきりと決めているわけではないので、そのくらい完璧な
生育環境で、育った良いぶどうが採れましたよ!というニュアンスで
受け取って頂くのがよいかと思います。
以上・・・「耳で楽しむボージョレヌーヴォ ワイン」でした。
私は、ワインを日頃飲んでいる方も、
年に1度ボージョレヌーヴォーしか飲まないという方も、
みんな一緒にワインが楽しめる
「ボージョレヌーヴォー解禁」という年に一度のワインのお祭りが大好きです。
だってワインは、部屋で一人気難しい顔をして飲むよりも、
みんなでワイワイ食事をとりながら、会話を楽しみながら飲んだほうが
ずっとずっと美味しい!
そう思うからです。
ワインは飲み比べると、その違いや、自分が好きなワインも
知ることが出来ます。
ぜひ、ヌーヴォーだけに留まらず、決して高いワインじゃなくてもいいから
いくつか並べて、今週末はワインを囲んで、ご家族や仲間と食事をしながら
一緒にワイワイ楽しんでみられてはいかがですか?
だって、年に一度のワインのお祭りなんだから!
それでは皆さん良い週末を!
au revoir !(さようなら!)